熟年離婚が現代の日本では増えてきている

■離婚は何も若い方に多い話ではない

離婚について国やさまざまな会社が調査した結果、結婚5年以内がどの時代も多いです。
性格や価値観の不一致という言わば合わない人と生活し続けるのが苦痛という理由で離婚される方が多いです。
長年連れ添っている夫婦は、酸いも甘いも一緒に体験して乗り越えてきた家族と崇められますが、実は現代の日本では徐々に熟年夫婦の別れが多くなっています。
合う合わないではなく、第二の人生を豊かにするためにと熟年離婚を決心する方が多いです。

■熟年離婚に至る背景には何があるのか

熟年離婚とは、長く連れ添った夫婦生活が終了することです。
長く連れ添って互いを知り尽くしているであろう夫婦が離婚する背景には、今までの蓄積が噴火したことも1つの理由です。
夫の世話や姑問題、夫の親の介護をすることなど、子育てを終了してからも誰かの世話をする必要が奥さんにはあったのです。
それが溜まり、将来の自分の生活を悲観して別れを切り出すこともあります。
また人生の終わりを考えることが現実味を帯びてきて、このままで良いのかと思い、自分らしい人生を謳歌したいと考える奥さんも多いでしょう。
夫が不倫などしていなくても、突然奥さんが離婚を切り出すのは何も突然の話ではないのです。
今までの夫婦生活・家族生活で溜まったものから解放してほしいと願う心の声が現実化したものです。

■妻からではなく夫から切り出すことも多い

熟年離婚の背景には奥さんからの解放宣言が多いと思われていますが、夫から切り出すことも現代は多いです。
いろいろな役割が終了した老後を考え、これからの老後の人生を妻と一緒でないほうが幸せと考える男性も増えてきています。
夫婦関係は役割があった際は互いに協力し合い乗り越えてきましたが、それらが終わり夫婦二人になった際、共通の話題や互いに協力し合うことがなくなり居場所がないと感じる夫も多くなっています。
そして自分らしく生きるというように、自分の新しい人生を自由に謳歌するために、一人になることを選ぶ男性も多くなっているのです。

■離婚するにしても悩むのはお金のことだが、その憂いも薄れてきた

離婚後、妻は自分の年金で生活していくことになります。
以前は年金額の低さから離婚したくてもできない方が多かったのですが、現代は年金分割の法律ができています。
夫の支払った保険料を夫婦で分割できる制度であり、妻も離婚後少ない年金ではなくなったのです。
離婚後のお金の心配が薄れたことも、熟年離婚しやすくなった背景にあるでしょう。